投資の話 為替編8
2009-03-02のコラム
- 来年あたりまでは世界中で景気は低迷する事は予測されてますので、この円高の流れも今年は思うように回復しないでしょう。
今が全ての通貨に対して極端な円高状態にある事は間違いないと思われますので、今外貨を買っておいて、来年か、再来年かあたりまで寝かせておくというのは有効じゃないかと思います。
ただしここで心配される事として、インフレの問題があります。
インフレというのは通貨の価値が下がり、相対的に物価が上がる事ですが、世界中でサブプライムショックでお金が失われたのは周知の事実です。
お金が失われたと言いますが、通常私たちがどこかのお店に行って、モノを買ったりご飯を食べたりしてお店にお金を支払うように、誰かから誰かにお金が流れたわけではなく、文字通りお金が消えたのです。
分かりやすいように例えてみます。
あなたがAさんに年利10%で1万円貸していて、1年後に利子含めた満額を返してもらえる事になっていました。合計すると11,000円ですね。これを証券化して、資産に含めます。すると1万円だった元手から千円増えました。
ところが数ヵ月後、Aさんは自己破産してしまいました。借金は帳消しになったので、あなたにお金は返せません。元々貸してた1万円はあなたとAさんとの間で実際に受け渡しが出来て、社会に還って行ったと思いますが、利息分として予定していた千円は、Aさんの破産と共に消えてしまいました。
あなたは何も悪くないのに、文字通り、資産のうち利子分の千円は社会的に消えてしまったのです。
